【洋画】英国王のスピーチ
これもなかなか良かった。
主役二人の奥さんがとてもいい。
気弱な英国王を支えるヘレム=ボナム・カーターの妃殿下としての振る舞い、毅然とした交渉態度、弱気になってる旦那への声かけ、いやー。
綺麗な人だなーとおもって調べたら、ハリポタやチャーリーとチョコレート工場、レ・ミゼラブルにもでているらしい。
全部みてない。イギリス映画にはまだまだ馴染みがなかったんだな…
…とおもったらファイトクラブにでてた。
マジかよ。あの時は美人だなんて一回も思わなかったぜ…!!クレイジーでスキャンダラスだったぜ…!!プロってすごい。
ライオネルの嫁さんも良いんです。
夫のことを深く追求したり取り乱したりせず、王族を相手取って守秘義務のある旦那の悩みを見守る優しさ。
女は黙ってついてこいというと、旧世代的価値観と言われればそうなのかもですが。少なくともそこにあるのは信頼関係なんだな、というのがありありと見えていいなと。
主人公のジョージを、あなたは王の器だと励まし続けるライオネルがカッコいい。
ジョージもグズグズしてるけれど責任感が強く、やらねばならないことの重圧をきちんと噛みしめている。
後になって思い返せば、ジョージはいろんな重圧を背負ってたからこそ、ライオネルに強く当たってたんだろな。
最後のスピーチは、ホントに名スピーチといって差し支えないなと思いました。
王族相手に妙に上から目線になってしまいしたが、いや、良い王様だった。