お座敷一間

上京してきてX年目の社会人が、少しずつ手の届く自分の一間を広げていきたいブログ

【ボドゲ】バルバロッサ

バルバロッサ

人数:4~6名
時間:45分
好き:★★★★★

 

粘土をこねて何を作ったかお互いにあてるゲーム。
バカみたいにシンプルなんだけど、めちゃくちゃ面白い。

何ができたか1回目に当てると5点。同じものを2回目にあてると3点。得点が多い人が勝ち。

何が良くできているかというと、前半と後半に自分の粘土があてられるとマイナス点。中盤に当てられるとプラス点。

これによりちゃんと当てられないといけない、という制約が課せられる。
何を作ったっていい。ただし、みんながちゃんとわかりそうなもの。

毎回使えるわけではないけど、一文字だけヒントをもらうこともできる。
最悪これを連打すればなんとかなる。

この、何をしてもいいというルールの中に、うまくわかるように工夫しなければいけない仕組みが含まれているのが素晴らしい。

そして、こさえた粘土を批評しあうのは楽しい。
都庁とか、カレーパンマンとか、台風とか、北海道とか。いろんなスケールで想像が垣間見えてそんなんわからんだろ!とか言い合ってる時が最高である。

カタンの作者、クラウストイバーが1980年代に作ったゲーム。
色褪せなさ過ぎてすごい。

アウトプットするということは大切だということ

転職した忙しさにかまけて、積み立てることが減ってしまっていた。

映画を見てひたすらブログを書いている時期は、話題として映画を取り扱うことができた。

最近みた一番の映画や、嫌いな映画。よかった俳優やいやな俳優。どんな映画みた?そっかそっかって。

 

ただ常にアップデートし続けないと、どんな貯金も減っていくものだなと実感した。

映画ひとつだってそう。

 

どんなにつたなくても、書くことは大事。

 

このお座敷一間も1年間更新されていなかった。
その間貯金を食いつぶしていたんだなって思う。

一回言葉として吐き出さないと、俺はきっとそれを扱えない。

凶悪

凶悪なだけ、という印象がつよい。
怖くてあまり見入ることもできず、横目でみてた。

まじめにこの感性に向き合ったらなんか殺しとかも肯定しちゃいそうなレベル。

ピエール瀧リリーフランキーもふんわりした役どころしか知らんかったので、どないしてんという感じ。シン・ゴジラ進撃の巨人にでてたピエール瀧。軍服。ええにいちゃんでしかなかった。

山田孝之の嫁の死んでるやつなんかどうでもいいというのはそうだよなとおもう。
死刑囚に構ってる暇あったら目の前のかーちゃんなんとかせーよという。

罪悪感に正義感をリプレイスしてるだけ。なんかでもこういう代替的な気持ちの置き換えは楽になるためには必要なことで。
かつてエコがどうとかに凝ったのもそういう圧倒的正義というか

フォレスト・ガンプ/一期一会

さわやかな良い作品。
素直にその場その場で最善を尽くすことで、きっと良い方向にすすんでいく。
めっちゃ塞翁が馬。

ジェシーはよくわかんなかった。
好き勝手やってた。
とある解説ではガンプは未熟なアメリカ。ジェシーは反社会なアメリカと。
成長していくアメリカが、反社会なアメリカを許すみたいな構図なのよとかかれていて、ふーん…?とおもう。

インデペンデンス・デイ

何一つこう裏切られたような展開はないんだけど、すごく爽快感のある良い映画。

ヒロイックなアメリカ映画だな!って感は否めないけど、各国が手を取り合って団結していく様と、大統領が演説するシーンはとてもよかった。

俳優で黒人を起用してるのも、人種等に配慮してる感。まぁウィルスミスに黒人だなんて今更ナンセンスな話だと思うけど。

帰ってきたヒトラー

めちゃくちゃ作り込まれた作品だと感じた。

ヒトラーほど頭の良い人ならきっとマジで状況理解して民衆から状況きくところからスタートしそうだし、プロパガンダとして政治の番組をつかいそう。沈黙の価値を理解しているのだ、から始まるあの演説シーン。カッコよかった。

と思ってしまうほど、演説のうまさと揶揄。扇動かくありき。

モザイクが生々しいインタビューシーン。もっと反発があるのかと思ったら、ああ、そういう撮影ね?みたいな質疑。まぁそうなるよな。実際そうだし。
絵を描いてたときぐらいだったような。批判的なセリフ。

実際それを元にSNSで話題沸騰、超クール!とかいう人がいたり、なんだかわからないけど不安だわとか言い出す人がいたり、なんかそれでバズりまくるのも想像できる。
実質的には現状が悪いことの指摘でしかなくて、テレビでとりあげられるのは大したことない質疑だけ。あんたが政権とったらユダヤ人は殺されるの?とかまで、コメディアンの枠だからか、テレビ的なタブーだからか、触れられない。

そりゃそうか。

そうやってコメディアンとして名を馳せ、(道化にもなるさという発言もすげーなとおもった)裏では極右政党とかにも乗り込んでいる。
フェイスブックで党員募集して、根性合宿なんてマジでやりそう。

やられたら怖いこと、が描かれていて、これをドイツで作ったのはすげーなーと素直におもう。

ラストのヒトラーとのタイマンは、んんんんんんーん!という感じ。
選んだのは国民だ。悪いのは国民か?選挙制度か?私もまた国民だ。たたたたたたしかにー。
悪いばかりではない、よいこともあったろう。

この人たぶん勝てねーなとマジでおもう。自分がユダヤ人じゃないかぎり。

私は知ってる!あいつはコメディアンのようでいて、人殺し!同じことを言ってる!
あのユダヤ人のババアにもっとガツンと言ってやればよかった!血は薄いから体が勝つだろう。

この辺に狂気がちゃんと滲み出てるという。

ラストに告発側が精神病棟ってのもなんかこう。ぐぬぬとおもう。

グッバイレーニンより恐ろしい問題点をポップに書き出してた。