【邦画】ゴジラ
社会風刺作品として、元映画館で働いてた人が好きだと言ってたので見た。
唯一の被爆国である日本が、終戦10年経たぬうちに核に対する警鐘を鳴らす意義はあったろう。
7人の侍同様、この時代の技術力でこれだけのものを撮ったことも意義があったろう。
でも、オキシジェンデストロイヤー作った博士が最後死ぬのはどうしても納得がいかない。
自分が設計図を知ってるから自分も死ななければいけないという自己犠牲は尊い。尊いが、礼賛されてはいけないし、許容されてはいけないだろう。
神風特攻隊の反省はないのだろうか。
(3日後続きをかきはじめる)
あ、でも
脅威の対象として描かれているゴジラは、自然災害とかわりないのか。
アルマゲドンと一緒か?
マンオブスティールでも親父台風に立ち向かって死んだし、それをカッコええと思ったしな…
ん?死を良いと思う時と悪いとおもう時ってどう違うんだ?
両方人のために死んでることには変わりない。人のエゴが生んだものの為に死ぬか、地球の気まぐれの為に死ぬか?
いや、死ぬ必然性か。
彼は死ななくても良かったのに、自殺した。それが嫌だったんだたぶん。
オキシジェンデストロイヤーの発動のために、どうしても最後までそれと心中しなければいけなかったのではなく、頭の中の設計図を漏らさない為に死んだ。
オキシジェンデストロイヤーそのものを封印するために。それが悪用される未来を恐れて。
それは彼自身が重責に負けて死んだのと同じで、結局生きる希望がなくて自殺してしまう引きこもりと同じなんじゃないかと思う。
未来に対する責任が終えない可能性があるから死ぬ、というのは気持ちはわからんでもないが、それに人類を救った英雄像はつけちゃダメだと思う。
彼はただ彼自身のエゴの為に死んだのだ。
あとヒロインの魅力のなさがすごい。
泣くことしかしてない。自分では何もしてない感すごい。