お座敷一間

上京してきてX年目の社会人が、少しずつ手の届く自分の一間を広げていきたいブログ

楽器初めて7ヶ月、参加者60に対して出演者29名というライブイベントを作った話

数字だけみれば随分歪ですが、結論から言うと人生で一番にカウントできるレベルで楽しかった経験になりました。

月並みですが最高でした。

■1.6ヶ月前〜編成編〜
4月中頃に3月にやった素人ライブの編集版DVDができました。そのクオリティたるや凄まじく、3アングルから迫り来るカメラワークと各員のソロ抜き、客席撮りやアンコール舞台上演出まで撮影したものを編集した総力ノーカット版。

僕は今なお月1見てます。

それのお披露目会と称し、打ち上げとあわせて適当に出演メンツやバンド経験者、やりたそうな人を招いてもっかいやろうぜーと呼びかけ。かれこれ20人くらいいたのかな。

ここでやりたいアーティストのアンケートをとり、なんとなく雰囲気近そうな人でざっくりバンドを指定してみたのですが、ここの仕切りは正直甘かった。
メンバー多かったので、ザクザク決めてしまって走らせようとはしてみたんですが、結構途中転勤で離脱がでたりしたので割と真面目に困りました。

3バンド指定してみたけど、
1つはドラマーが転勤になったり、ギターがなんとなくボーカルもやり始めたらボーカル専任がなんとなく立場なくなってしまったり

1つはひとりのドラムもできる奴からはちょっとバンド兼任絞りたいから抜けたいと言われたり

1つはキーボードで入った子が仕事で来れなくなり、ギタボも仕事が忙しくて練習全然来れなかったり

6月いっぱいはバンドメンバーの変更等を睨んだ上で2ヶ月はバッファにするぞとは思っていたものの、ドラマーがそもそも足りないし困ったなぁというようなまぁまぁてんやわんやな状況でした。

そんな中、元吹奏楽部でドラム始めよっかなみたいな方を1人紹介していただき、なんとか形にしたような感じです。


■2.4ヶ月前〜曲決め編〜

曲決めは割と常に大変です。
僕のような初心者は、「一体どこまでの譜面なら対応できるのか」が自分でも未知数なので、一度決めて練習入ってみて、「あ、これどう考えても無理だ」ってなるタイミングが難しい。

僕のいたバンドでも千本桜、桜のあと(ユニゾン)、メリッサは1ヶ月近く手元でこね回しましたが、どう考えてもイントロすら弾けなかったので曲変更を申し出ました。
曲構成も複雑で覚えるのも一苦労という地獄のような譜面だったので、こればかりは流石に迷惑かけましたが…
幸いメンバーも練習進捗的にもまぁ変えてもええかって言ってもらえたのが救い。

ギターとドラムが学生時代にバンドで鳴らした人だったので、テンポとメロディは完成されてたのも救い。

と、同時にバンドやってたマンの「これ簡単やで!」のハードルが全然自分のレベル感とあってなかったのは経験者故の落とし穴だったりしました。メリッサは簡単じゃないやろこれ!笑
などなど。

そんなこんなで、なんとか自分ができそうでかつメンバーもそれならええでと言ってくれそうな代替曲を提出してそこからまた練習。銀河(フジ)と宙船(TOKIO)に切り替え、なんとか。

ちなみに、大体みんな知ってるアーティスト(シド・ポルノ・ユニゾンAqua Timezacid black cherryとか、V系も含む)てのがそんなに多くなく、その中でも自分もテンション上がる曲でなんとか自分でもできそうな曲を探すのも一苦労ではありました。

◎現段階での自分のできそうな曲の基準
・スラップは利用しない
オクターブ奏法はなんとかできる
・進行毎で構成が激変せず、ある程度メロ、サビ毎で構成が同じ
・基本的な進行が4小節でループしている
・上記4小節が簡単(タブでいうとこの00000000とか、44444446くらいの)

音で覚えるのができない音痴なので、基本はタブ譜を丸暗記する感じなんです。
なので、進行がある程度覚えやすいものでないと弾ききれないというのが現状の課題。

ただ、耳のいい人や上手い人は、原曲きいて「この音かなー」とかいいながらさらっと弾いてくるので、どの弦のどのフレットがどういう音を出すのか、という感覚と耳で聞いた感覚が同期すれば、原曲を聞くだけでも暗譜は完成するっぽいです。ここがセンスと経験の違いなんだろうなと思います。

僕自身、20曲程弾いて、音がグッと下がったりするところは弦を太く、キューっと音が上がるところは弦を根元まで引っ張る、みたいなところは大体感覚でわかるようになってきたので、暗譜自体は原曲を聞くことでカバーできる部分もでてきたので多少楽になってきました。
おかげでベースを触る時間が減ってしまい、結局弾けないままになってたこともあるんですが。

とかなんとかやりつつ、ジワジワ曲を決めていきました。

自分が属してないバンドでも難易度で結構挫折して曲の入れ替えはあったので、まぁ中々難しいなってところです。

2ヶ月前に3曲中2曲入れ替えとか普通にあったしね。早めにスタートしても難易度と進捗管理がうまくないと初心者の集まりには厳しいなと。


■2ヶ月前 〜状況精査〜

曲変更等等で各バンドが四苦八苦している裏で、やらねばならぬことがけっこうありました。

・当日来場者の見込み数把握
・当日の会場の大きさ選定
・今回のグッズ作成の有無
・必要な機材の精査
・他予算に関わる備品精査
・予算の作成
・出演者負担額決定
・参加費決定
・出演バンド名決定
・当日情報のまとめ
・フライヤーのデザイン依頼
・フライヤーの発注
・懇親会の見込み人数把握
・懇親会の会場選定
・会場リザーブ
・セトリ決定
・タイムスケジュールまとめ
・当日パンフまとめ
・当日パンフ入稿
・当日受付担当シフト
・当日備品リスト
・当日タイムキーパーシフト
・撮影機材確認
・当日釣り銭準備
・会場の会員登録
・参加者の集金未収金の区別方法精査
・リストバンド作成
・当日道案内用フライヤー大判作成


なんかざっと思いつくやつ。
ざっとですけど。

特に参加者人数感が鬼門でした。
何人くるかで、箱のサイズも変わってくるし、物販の数も変わってくるし。
支出予算がほぼここなので、中々決定できず。前回会場が埋まっててこれまた会場探しで一苦労でした。

前回の実績があったので、まぁザックリ50人くらいかなぁと思って前より少しせまめの会場にしたのですが、直近になってみんなが人急に誘ってくるので、直前これ入るのか…?と不安になったりしてました。結果としては割とちょうどよかったげですけど。寂しくないくらいにギチギチでした。よかった。


■1週間前 〜直前準備〜
物販決めたりなんだりしつつ、当日使うロジ用品が色々必要なことに気づいたり、受付・会計の事務面の動きでどう考えても手が足りないことが露呈。
全体にヘルプを求め、幸い手伝うよな方が新たに8名ばかしジョイン。危なかった。

特に中で全体の状況を把握することと、受付に張り付いて会計管理することは両立できなかったので、ここで任せられる人が出てきたのはホントに助かった。

1人1000円もらうだけ、なのですけれど、それにプラスでかかってる経費をリアルタイムで計算しながら足が出る分を出演者で割って徴収しながら、とりあえず前払いの箱代10万円を立て替えて、そのまま他かかった経費の情報を集めながら、返還分を袋分けして検算して…の仕事はなかなか大変だったとのこと。
最終的にちょっとずれてしまってはいたようですが。中々難しい。

プラス、集金した人をどう見分けるかという問題。即興で紙リストバンドをデザインしてもらい、厚紙に印刷してザクザク切る。フライヤーもA3大判ずりしてザクザク縁を切る。物販用の金額表も額にいれて飾る。当日配布パンフも出稿してラクスルで印刷。受け取りできず郵便局まで取りに行く。諸々、いろいろ最終的に時間を取られてしまいましたが、、、、
まぁなんとか回せるレベルでよかった。

あとこの辺に来て直前にあの人もこの人も来るとかどうとかが増えてきて、60人超えた辺り、箱のキャパ大丈夫かいな問題が出現。80人ギチギチと聞いてたので、60人+演者30人てもう溢れとるやんけどうすんねん感がすごかったです。まぁなんかおさまってたんで五月雨式だったのかなんとかなったんだなぁ。

この辺読み切れないんだよな。
とはいえ、29人演者いても参加者を3〜4人ちゃんと呼ぶのは10人くらいかな?ほんで10人はホントに親しい人を1人とか。あと10人はこれといって呼ばないな的な感じ。広報で苦労するのはもう嫌だったので、特にそこはつめなかったし、まぁやっぱ誰かを誘う、誘わせるのはエネルギー使うので、ここの温度感はこんなもんがいいなぁ。
段々盛り上がって自然と人呼びたくなるのが理想かなぁと。

当日の話はちょっと分けようかな…