お座敷一間

上京してきてX年目の社会人が、少しずつ手の届く自分の一間を広げていきたいブログ

セッション

何がしたかったのかわからない。

スパルタ教師とそれについていく天才の話で一貫していて、そこに何かの学びとか気づきとか、そういうものがあったのだろうか?

努力すれば報われる、ではなく、圧倒的な才能があればスパルタ教師も黙らせられるというのが証左されてるようにしか思えなかった。

ましてや、劇中で教師が逆恨みでスカウトマンの前でドラマーに恥をかかせようとするなど、そんなちっぽけなエゴをみせてくる小物感が増しただけで、一体何をみせようとしたのか。フィクションの人物の天才性を際立たせたとして、だから何?という感想。

気迫や緊迫感を評価する声はあるんだけどなぁ。ささらなかった。

バードマン

すごく不思議な後味。

本当に自殺するつもりだったのかな。

どうしていつも俺は愛を請う側だ
愛されていない
俺は存在していなかった
俺は俺以外の誰かになりたい


よく考えたら繰り返されるこのセリフ、すごい深いな。
愛について語るときに我々の語ること。最後自殺して終わるこの小説。ふーむ。

劇中はSNSの話が幾度もでてくる。ツイッターフェイスブック。自身が発信者になれる。誰もがなれる分、埋もれる。埋もれるのが怖くてやらないの?って娘に詰められる。

認められなければ、愛されなければ、存在してないのも同じ。

バードマンとしてなら認められるのか?彼は有名人なだけだ。
財を持った人が演劇界にくるなんて。絶対に酷評してやる。


うまくいかない。
超能力は統合失調症の比喩。
ドラマーもそう。

ラスト飛んだのは、バードマン4としてだろうっていう解釈いいなぁ。

キングスマン

面白かった!
スタイリッシュにグロい。

BGMがロックでポップ。
しっちゃかめっちゃか。

アクションシーンが長くてキレキレだなぁと思ってたら、長回しとよばれる手法なんだとか。

ボスがしれっと裏切ってきたり、衛生爆破してもすぐに再戦になったりと、割と展開も山場がたくさんあって飽きさせない。

なんか気軽にガジェット使ってたけどいいんかね。あんま潜んでない感すごいぞ。

英国王のスピーチの人やん。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

今更見た。

■面白かった
・衣装と荒野、演出される世紀末感がすごい。全然意味ないバンドカーとか最高。
・設定が説明くさくなく、セリフと絵で全部理解させてきたのも世界観演出の要因だったのかな。
・v8!とかスプレーとか死生観とか、キャッチーな要素が多い。

■モヤっとした
・飯くってんのかな。
・気筒に口で含んだ液体かけてたけどあれなんだったんだ。
・人食い男爵ってジョーの傘下だったの?


マジで行って帰ってくるだけだった。すごい。
イモータン・ジョーの神格化のプロセスとか、その割にフュリオサにあっさりすげ替え成立するとか、すっ飛ばされてわからん!みたいな部分は多い。しかし絵と演出はものすごい迫力。

どう評していいかわからんというのが感想。
絶賛をたくさんみたのだけど、そこまで盲信的にみれるだろうか。

ジョーの得体の知れないカリスマ性に一緒になった酔うのが楽しい見方なんだろうけど。
爆音上映、応援上映とは相性が良く、フェスみたいなモノだなぁとは思った。

でもこう、熱狂して繰り返して見まくるってのはちょっとわかんないな…何を期待してみるんだろうか…

 

女性のストーリーだったというレビューをみて、言われてみれば。支配からの脱出と権力との闘争と。
ドジで生きる目的を失ったニュークスと、その再生。

深読みするだけのストーリーはちりばめられているので、そこらへんを見てるのかな。

パーフェクト・ゲッタウェイ

確かにびっくりなんだけど、途中がわかるわけないやろ感。
なんで殺人犯に怯えるのか、はなりきってるからなのか。それはアリなのか…?

ストーリー自体は犯人が誰か?だけにうまく絞られてて、ある意味ブレがなく出来てる。メッセージ性とかはない純粋なサスペンス。

途中からめちゃめちゃ悪くなるニックの豹変はすごい。