お座敷一間

上京してきてX年目の社会人が、少しずつ手の届く自分の一間を広げていきたいブログ

管理者として1万時間素振りしたんじゃないかな

なにごともプロになるのに1万時間かかるみたいな話がある。

 

なんか10年って言ったり3年って言ったりどっちだよって思ってたら、1日3時間の副業で10年、無休で9時間がっつりやって3年という計算だった。なるほど。

 

前職現職合わせて管理職だったころを数えてみれば、1万時間くらいたっているような気がする。(3年+2年*10時間くらい)

 

新任上司とそりが合わないなどなどの事情により、久々に管理職を離れたのだが、おかげで差分を比較することができてよかったなぁと思っている。

 

  • 意思決定をしてくれる人が上司であれば、「情報判断要素」を整えることが仕事の要訣となる。
  • 大体の問題は「問が明確に立っていない」ことなので、ちゃんと解決のためのリソースを手当てできる人に話を持っていけば解決できる。
  • 管理者の仕事は自分の決裁権を行使すること、と捉えれば動きやすい。上も動きやすくなる(はず)。

 

などなど自分がそうしてほしかったなぁってことを振り返りながら進めることができている(気がしている)。

 

管理職でない側をやればやるほどわかるのは、「問題の解決を決裁者じゃない人に求める人がやたら多い」ってところである。

 

かつて自分がそうだった時、管理者というのは、部下の課題を解決する環境整備が仕事だと思っていた。

でもそうでない立場になって、課題やタスクを整理しながら思うのは、「全然部下の課題、管理者の責任じゃねぇなこれ」みたいなのがいっぱいあるってことだ。この話上司にもっていっても何の決裁権もないのでは?みたいな話がたらいまわされてくることが多すぎる。(まあそういう部署にいるってだけなんだけど)

 

1万時間素振りしたおかげで、仕事とはなんじゃいというのがだいぶ見えるようになった気がする。出世し続けられた人もいるのだろうけど、寄り道してみてよかったなというのが率直な感想。