クローバーフィールド
登場人物の頭が全体的に悪すぎてなんかこう…いや、まぁヤマ作りたいのかもしれんけど…
パニック状態になったらそりゃそうなのかもしれないけど…
うーん。という出来栄えな印象。
前半の痴話話は必要だったのか…?
鑑定士と顔のない依頼
第一所感はあまり好きじゃないな、と思った。
腑に落ちないバッドエンドで、救いのない感じだったから。
どんでん返しというには大味すぎて、仕掛けに至るプロセスがだいぶ謎だとおもう。
オークションの相棒がさりげなくなんども絵を認めてくれなかったことを引き合いにだしてたとか、機械工も贋作の中にも本物がとかなんからしいこといってるし、読めなくはないっちゃそうなんだけど。たとえ読みきってもつまんないなとおもう。推理が好きだとハマるのかな。
その人の家の資産が莫大にあるとして、その隠し倉庫の場所を知りたいとして、果たしてどれだけの人が少なくとも機械工と美人局の人生の何年かを買い取って、デカイ家を借りて家具やらなんやらを置いてやって、その査定を発注してどうのこうの…というプロセスを踏もうと思うのか?
そこがなんとなくリアルじゃないから、ピンとこないなとおもう。
いや、人間何するかわからんですぜといわれたらそうなんだけど。
そうなんだけど、自分の人生とあまりに遠い物語だなと思ってしまう。
上流の人はこんな暮らしをするのか、とか、料理皿を乗せる用の皿があるんだなーとか、手袋用の棚笑うよなとか、面白いなってのはあったけど。
そんな手の込んだドッキリみたいなこと、ワザワザするのかね?
脛傷ものだから通報しないだろってんなら、強盗でも大してかわらんやろ…相当金もせびってたし…
うーん…
シン・ゴジラ
踊る大捜査線とか以来だと思う映画館鑑賞。
めちゃくちゃ面白かった。映画館でやってるうちにこれてよかった。
会議シーンが管轄とか見解とか有識者会議とか、そういう感じで組まれていくのかーなるほどなー、という納得感のある仕上がり。
文字面で無理やり情報ねじこんでテンポよい進行。会議の場所もコロコロ変えて、どうでもいい話をする。
そんな中、自衛隊の総攻撃までこぎつけたのにあっさり突破された時は、あ、日本の武力全部使ってもダメなんだオワタと、普通に次どうしようもないやんけという絶望感を登場人物と一緒に味わいました。
ピエール瀧はピエール瀧だった。進撃の巨人と同じく謎の軍人感。あの人ほんとなんなんだろう。
そこからまさかの世界展開。
日米安保、国連多国籍軍とシミュレーションがどんどん大きくなっていく。叡智の炎を使うしかない、という結論に至るのは自然ちゃ自然で、それをさせんがめに頑張る日本人たちという図式は最早ゴジラそっちのけではあったものの、そうだよね。日本で核を使わせちゃいけんよねと、広島の写真を見せられながら改めて。
炎げぼげぼ吐いて、うわーもう無理やと思ったら、レーザーに。さらには背中からものすごい勢いで対空攻撃しだしたのはうおーなんかわからんけど全手段潰してくるやーん無理やーん感。無敵のラスボス感。
ゴジラ停止後、フランスに交渉して発射の期間を延ばすとか、手練手管も様々。
在来線爆弾はボヨンボヨンしててなんか笑ったけど。近くのビル落としたり線路の上やったりとうまいこと使ったなぁ。なんでそんなええとこに止まったんやろかとか線路は無事やったんかとか。
なによりなんでゴクゴク消化液飲んでるのかね、吐けばよかったのにね。そこだけ気になったかなぁ。
あとはゴジラ冷却したあと、石原さとみと矢口がでてきたけどそこまだ汚染区域バリバリだよなと。
最後はなんかすげーもんみたなと思った。
レビューとかモリモリみてて、確かに日本人としての群としての強さ、個のキャラクターではなく、組織としてゴジラに挑むサマがあった。アメリカのヒーロー一人の活躍ではなく、結果のために手段を選ばず、真の意味でも自己犠牲を厭わない兵士たち。