【洋画】インターステラー
とにかくすげーから見てみ ということで、夜中0:00より友人宅に転がり込んで鑑賞する運びとなった本作。
感想の結論はすげーもんみた。であった。悔しながら。
以下ネタバレ
まず前置きが尋常じゃなく長い。本当に終わるのか?と心配になるレベル。
開始30分位の間、まさか宇宙に行くことになるとは思わなかったっていう位、ストーリーの本筋に入るのが遅い。
宇宙に行ってからも結構ちんぷんかんぷんなことが起こる。
ワームホールは球体だったとか、事象の地平線までとんで重力ターンとか、この星で過ごした1時間は地球の相対性理論で6年分になるとか、もうなんか理解できないゾーンなんだけど、雰囲気なるほどねって言えるギリギリのラインをえぐりまくってくる。
かと思えば、「愛は可視化可能だから、私の愛する人のいる星に行きましょう」とかアンハサウェイが心情的にも難解なことを言い出す。愛の可視化ってなんだったんだろう。私はそれを感じた・見た・っていう話ならわかったんだけど、まさかのそういうわけじゃないっていう。
あとマットデイモンが、先行して他の星に乗り込んでるんですけど、人類が暮らせないことを隠蔽しながら主人公たちの乗ってきた宇宙船を強奪してきます。
いや、1人宇宙のわけわからん星に取り残されたら確かに孤独で狂うだろうけど。
それにしたってこのくだり必要だったのか。なんか主題から大きくずれたエピソードに思えるんだけど。愛とか、時空を超えて可視化されるものとか、まぁ主題なんて僕に理解できるかっていうとまた別の話なんですけど。
てなもんで、冒頭主人公を宇宙に導く諸々の超常現象が「実は俺だった」っていうあれです。AKIRA的な展開になるわけですが、正直五次元の話はわかりません。
なぜ本棚に干渉位置が固定されているのか?
声は届かないのに本棚への振動は有効なのか?
重力を調整することができるってなんなんだ?
時計の針よりもっといろいろあるだろ感
モールス信号で読み解くってどんなレベルの会話してんだそれ
突っ込みどころは100個くらいありますが、それはともかくとして一気にまとめに行く感じ、ちりばめられていた伏線がドカンと回収される感じは圧巻でした。
理解はできないがとにかくすげーもんみた、そういう感じです。ホントに。
でも実際何を書きたかっただろう。
監督は愛をテーマにしたい人だというのはあったので、先ずはそれなのかなと思いますが、時空を超えた愛的な話だとあまりにも偶発的というか、普遍的なものじゃないんですよね。なんで彼が五次元の世界に入れたのかよくわからないし、彼自身が呼んだんだって言ってはいましたけどなんかそこよくわからない。要はただの偶然なんじゃないのっていう。
あ、だめだホントに主題わかんねぇ。